なぜ「ウォーキング・デッド」は人々を魅了するのか?

最近では海外ドラマ大好き芸人や、動画配信サイトなどで海外ドラマが注目を浴びている。

その中でも、アメリカのコミックが原作となっている「THE WALKING DEAD」(ウォーキング・デッド)は絶大なる人気を誇っている。

ドラマ版では、原作には登場していなかったキャラクターが多数存在しており、人気キャラクターのダリルもドラマオリジナルキャラクターの一人だ。

現在はシーズン8が公開され、シリーズは20年に渡って続けられるとの噂もある。

 

<あらすじ>

ある日、保安官のリックは任務の途中で犯人の銃弾を受けてしまう。同僚のシェーンにかかえられ、病院へ搬送されるところからこの物語は始まる。

リックが目覚めるとそこは、朽ち果てた死者の街と化していた。

全ての人間が感染しており、誰もが死ぬと“ウォーカー”と呼ばれるゾンビに転化してしまう。

街に蔓延るウォーカーから逃がれ、戦い、妻のローリとひとり息子のカールと奇跡の再会を果たすリック。安住の地を求めてウォーカーが蔓延するアメリカを彷徨う。

道中、新たな仲間に出会い、見ず知らずの者たちが“家族”となる。

家族を守る為、懸命に戦うリック。

しかし、戦うべきはウォーカーだけではなかった。

限られた物資を巡り、人間同士が殺しあう。生き残る為には手段を選ばない、人間の本性が剥き出しになる。

そこに生きる希望はあるのか?

正しさとは、生きる意味とは、愛する者を守ることとは一体なんなのか?

死の街で、家族、仲間、希望、そして人間としての生きる道を探した戦いが始まる。

 

 

このドラマがなぜここまで人気なのか?

その理由は、ウォーキング・デッドが単なるゾンビドラマではないからだろう。

これは常に命の保証がない極限の状態で繰り広げられる、ヒューマンドラマなのだ。

自らの命を守る為に、仲間を犠牲にする者。

仲間を守る為に、自分を犠牲にする者。

それぞれが、愛する何かを守る為、生きる為に極限の選択を迫られる。

 

また、登場するキャラクターも魅力のひとつだろう。

私自身もあまりに感情移入をしすぎて、キャラクターの死をしばらく受け止められないことがあったほどだ。

それぞれのキャラクターに個性があり、リックのグループと敵対するグループのキャラクターにもファンができるほどだ。

味方、敵に関わらず、登場するキャラクターたちは非常に多くのことを視聴者に教えてくれるのだ。

 

シーズン8は現在8話までが公開され、2018年2月26日(月)から第9話の放送が再開される。

まだ見たことのない人はもちろん、ウォーキング・デッドファンの人も、物語を振り返って見てはいかがだろうか。